2014年3月2日日曜日

Trouble shooting tips 3: Wi-Fiが不安定になり、繋がりにくくなる、または切断される場合の問題解決方法

Wi-Fiが不安定になっている場合は以下のような状況および問題が想定され、対処を記載しました。くれぐれもトラブルシューティング時において過信は禁物です。

※このドキュメント誤記を見つけた方はご連絡いただけますと幸いです。

状況:
現在の状況から、右に記載された番号の想定される問題の各項目を見てください。

・一度繋がり、しばらくするとまた不安定になる、切断される。 → 1, 2, 3, 4, 5, 6
・ほぼ同じ時刻辺りに不安定になる。 → 2, 3, 5, 6 
・ほぼ同じ時刻辺りに切れる。 → 2, 3, 5, 6 
・複数のWi-Fiのクライアント(スマホなど)何故か一台だけ繋がらない。 → 1, 5, 7
・同じネットワークの違う端末が起動すると不安定になる。 →  5, 4,1
・工場や大きなまたは古い機械が近くにあり稼働すると不安定になる。 → 3

想定される問題:

1. 現状のMacWi-Fi関連のソフトウェア(ドライバー、Wi-Fiのファームウェア)またはWi-Fiルータのファームウェアが対応していない(相性が悪い)→ 対処A
2. 利用しているWi-Fiのチャネルが他のWi-Fiルータのチャネルと同じであるため干渉している。理由としては近隣のオフィスまたは住民が自動設定にしておけばよいのですが、あなたも含め手動で設定している可能性が高く、そのWi-Fiルータが起動した場合、先に利用している者とバッティングして電波干渉が起きる。→ 対処B
3. 同一周波数帯の電磁波例えば電子レンジ等の2Gzh帯が干渉している。→ 対処C
4. ネットワークに接続しているPCまたはネットワーク機器がウィルスに感染している。→ 対処D
5. IP Addressの衝突及びPingが出来きない → 対処E
6. 設定ミス → 対処F
7何者かがハッキングしようとしている。(とても稀)→ 対処G
8. 何者か妨害およびハッキングしようとしている (とても稀、これには電磁波盗聴、サイドチャネルアタックなども想定される)→ 対処H

対処:

A. 必要であればバックアップをとり、Macを更新し、Wi-Fiルータメーカーのファームウェアサポート情報を参照し必要であれば、設定や設定ファイルなどにバックアップしてファームウェアの更新する。分からなければ、Wi-FiルーターのメーカーのサポートセンターにWI-FiルータとMacの対応状況(相性)を確認しサポートを乞う。
B. 問題が起きた際に、Mac(WiFi Explorer)/inSSIDerアプリ等でWi-Fiのチャネルの使用状況を確認し、空きのチャネルを見つけてWi-Fiルータの設定画面でチャネル設定手動で変更してみる。または問題が起きたときは設定を自動設定に設定変更して、再起動する。そうすることで空きチャネルに自動設定できる。またその自動で割り当てられたチャネルをWi-Fi Explorer等で確認し、そのチャネルをとりあえず控えておくと以後の空きチャネルを探しやすくなる。
C. おそらく現在2Ghz帯を利用していると思われます。その場合は5GHz帯を利用する設定またはWI-Fi機器(Macも対応している必要あり)を用意し設定して利用することで大抵の場合解決できます。
D. ウィルス対策ソフトを最新にしてスキャンを欠けもし見つかった場合はすぐにネットワークから切り離す。すべてのスキャン及び駆除が終わった段階でネットワークに接続する。また対策Aを実施する。
E. DHCPサーバーから割り当てられたIPアドレスの確認、予約したIPアドレスとMACアドレス、DHCPオプション等が間違ってないか確認、端末に静的に設定したIPアドレスが干渉していないかを管理画面やネットワーク構成から確認する。(通常衝突したら両方のノードのログや画面に表示される)
F. Wi-Fiルータとクライアント側で設定を確認する。
G. セキュリティを向上させるため、管理ツールアクセスをローカルのみにしてから次の設定を行います。SSIDは工場出荷時でなくあなたの個人的情報を含まない推測されにくいものに変更(小)、SSIDの設定でAny接続拒否(=SSIDの隠匿)(小)、プライバシーセパレイター設定+インターネット通信のみ、(中)、MACアドレスフィルタリングでMACアドレスを登録(小)、複雑なキー設定(中)、WPA2-PSK-AES(中)を用いセッションの暗号化を行い、電波範囲(中)を絞り込むことによりセキュリティを保てます。
H. 基本的に発見は難しい為、近くからの攻撃元の特定には特殊な装置(100万円前後)が必要、そのため防御として、二要素認証により認証をより安全にしたり、ファイアーウォールのアウトトラフィックの制御を強固にし、共有サービスは原則最小または使用せず、インターネットサービスの認証はすべてSSLで利用し、パケットをキャプチャーする。この場合操作妨害も起きていると思われ、OSメーカー公認の画面音声キーログ機能のソフトウェアなどで画面音声キーを録画しながら操作することがベター。容量が足りなければ二要素認証を使ってクラウドへアップロードという手もある。


参考リンク:

チャネル変更方法

チャネルについて




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