2014年8月7日木曜日

OSX: ICMPについて

■ICMPの設定について

 ICMPは、TCP/IP通信において、補助的な情報(エラーなどの情報)をやり取りするために使われるプロトコルである。pingコマンドでは、このICMPを使って診断用データを送受信しているので、pingコマンドを利用できるようにするためには、ICMPのパケットが送受信できるようにしておく必要がある(ネットワークのトラブルシューティング作業などのためには、ぜひともこのpingが使えるようにしておくべきである)。

 ICMPで送受信されるパケットには、“type”と“code”という補助的なフィールドがある。pingで使われるICMP Echoとその応答であるICMP Echo Replyパケットでは、typeフィールドの値はそれぞれ「8」と「0」なので、pingの応答を受け取ることができるようにするには「type=0」のICMPパケットを通すようにする必要がある。また他のマシンからのpingに対して応答できるようにするには(必ずしも外部からのpingに応答する必要はないが、自分のマシン環境をインターネット側からチェックしたりする場合に、これが可能だと便利である。テストが終われば閉じてしまってもよいだろう)、「type=8」のICMPパケットを通すようにする必要がある(codeの値は0)。

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